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[暗号資産レポート] 暗号資産市場が力強い回復基調、BTC・ETHが急伸 AI×決済パートナーシップにも注目

鬼の猫ちゃん

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3日午後11時ごろの暗号資産の値動き

市場全体が大幅反発、主要銘柄が一斉に上昇

3日の暗号資産市場は、前日比で比較的大きく反発し、力強い回復基調を示している。

CoinMarketCapによると、午後11時時点でビットコイン(+6.26%)は9万3,195ドル、イーサリアム(+8.91%)は3,093ドル付近で推移。このほか、XRP(+6.63%)、BNB(+6.75%)、ソラナ(+8.55%)、ドージコイン(+8.18%)、カルダノ(+9.51%)など、主要アルトコインもそろって上昇した。

市場では、ビットコインの短期保有者の含み損が最大水準に達していることから、「トレンド転換の兆しではないか」との声もある。CryptoQuant寄稿者のDarkSoft氏は次のように分析する。

「過去1〜3ヶ月間BTCを保有している短期投資家は、2週間以上にわたって20〜25%の未実現損失を抱えており、心理的プレッシャーは極限に達している。この層が手仕舞いした後に買い場が訪れるのが一般的で、ビットコインが11万3,000ドルを回復するまでは依然として損失ゾーンにある」


「強気相場は継続」—ETFアクセス拡大が追い風との見方も

一方で、市場が依然として強気相場にあるとの対照的な見解も存在する。CryptoQuant寄稿者のCoincare氏は、前日のBTC無期限先物市場で「成行買い・売り比率が1.17まで急騰し、2023年1月以来の高水準になった」と指摘。さらに次のように述べた。

「この指標はサイクル初期から中盤にかけて現れやすい典型的シグナルだ。Vanguardがビットコイン現物ETFの取引を解禁し、5,000万人以上の投資家がETF市場へアクセス可能となったことで、機関資金の流入余地が大きく広がっている。また、流動性指標は底打ち後の反転局面に入りつつあり、過去のサイクルでもBTC強気相場は“流動性サイクルの頂点”ではなく“回復初期”に発生してきた。よって強気相場はまだピークに達しておらず、さらなる上昇余地は大きい」

ただし、Coincare氏は「日本発の金融不安」や「明確なトレンド転換シグナルの不在」を潜在的リスクとして挙げた。


CircleとOpenMindがAI×決済インフラで提携—市場の関心集まる

同日、ドル建てステーブルコインUSDCを発行するCircleが、ChatGPTで知られるOpenMind社とパートナーシップを締結したことも市場で注目された。両社は、Embodied AI(実体化AI)が実世界で決済および取引を実行できるインフラの共同構築を進める。OpenMindのロボティクス基盤にCircleのUSDCおよび決済プロトコルを統合し、x402 Protocolが決済レールを提供、OpenMindの機能スタックが実行プロセスの詳細を担う。

市場関係者は次のように述べている。

「AIを金融領域で活用する動きがより明確になってきた。暗号資産やステーブルコインとAIの融合が進めば、市場構造自体が加速的に変化する可能性がある」

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