
物語性のある展示が成功裏に終了、政界も注目したK-ゲーム産業の現場
韓国最大のゲームショウ「G-STAR 2025」が、4日間で20万2,000人以上という驚異的な集客を記録し、盛況のうちに幕を閉じました。11月13日から16日までの4日間、釜山BEXCOで開催されたG-STARには、合計3,269ブースが出展し、B2C(一般向け)、B2B(ビジネス向け)イベントが多彩に繰り広げられました。
今年のテーマである「物語のある展示」に沿って、ユーザーが直接楽しめる体験コーナーが豊富に設けられたことで、ブースを訪れた参加者からは高い評価を得ました。

Google Korea、バンダイナムコ、セガ・アトラス、KRAFTONなどが大きな注目を集める
Google Koreaは、韓国のネットカフェ利用者の半数以上がプレイすると言われる人気タイトル『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド、LoL)』のワールドチャンピオンシップ優勝チームの選手など、著名なインフルエンサーを招いたライブイベントを実施し、大きな賑わいを見せました。
バンダイナムコエンターテインメントは、『ACE COMBAT(エースコンバット)』シリーズ30周年を記念した特別展示スペースを設け、ファンを喜ばせました。また、セガとアトラスは、『ペルソナ』シリーズや、期待の新作『メタファー:リファンタジオ(Metaphor: ReFantazio)』のアートワーク展示と体験イベントを行い、多くの来場者を集めました。
KRAFTONは、モバイル版『Palworld Mobile(パルワールド モバイル)』と主力IPである『PUBG: BATTLEGROUNDS(PUBG: バトルグラウンズ)』を中心にブースを構成し、体験型コンテンツの強化に注力。特に、日本のPocketpairによる人気サバイバルクラフトゲームをモバイル向けに再構築した『Palworld Mobile』の試遊には、最大で150分の待ち時間が生じるほどの人気を博しました。
大作の新作発表が少なく、イベント中心のブース構成となった点については一部で惜しむ声も聞かれましたが、来場者が直接ゲームを体験し、楽しめる内容が充実していたことで、現場の参加者の満足度は高かった模様です。

韓国与党代表もG-STARを視察!『俺だけレベルアップな件:KARMA』を自らプレイ
韓国与党・共に民主党の指導部も14日、釜山BEXCOで開催された「G-STAR 2025」を訪問し、韓国国内ゲーム産業の現状を直接確認しました。
会場を訪れた鄭清来(チョン・チョンレ)共に民主党代表は、複数のブースを見て回り最新技術を体験した後、「20年前にゲーム産業法を代表発議した時代と比べると、今の発展スピードは目覚ましい」と、驚きを隠しませんでした。
鄭代表はこの日、文化体育観光部や釜山市の関係者と共に、第1・第2展示場を巡回し、様々なゲームの試遊に参加。Netmarble(ネットマーブル)のブースでは、『俺だけレベルアップな件:KARMA(Solo Leveling: Karma)』をタブレットで実際にプレイし、光州グローバルゲーム館では、ARUM GAMESの新作を体験しました。試遊中も、彼は業界関係者に対し、技術変化やゲームのトレンドについて熱心に質問を続けていました。
現場でゲーム業界の主要経営陣が多数出席して行われた政策懇談会で、鄭代表は「現場を見て、感嘆すると同時に反省もした」とし、「かつてゲーム産業法の発議に携わった立場だが、業界の変化のスピードに追いつけていないと感じた。今日来たことが恥ずかしいくらいだ」と率直な感想を述べました。
なお、民主党からは鄭清来代表のほか、金炳柱(キム・ビョンジュ)最高委員、黄明善(ファン・ミョンソン)最高委員、徐参錫(ソ・サムソク)最高委員、朴智元(パク・ジウォン)最高委員、卞成完(ビョン・ソンワン)釜山市党委員長、趙承来(チョ・スンレ)事務総長らが同行しました。

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