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LINEヤフー「Agent i」が画像商品検索に対応 複数ECを横断する買い物導線を構築

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サムネ


商品名を知らなくても写真から候補を提示

LINEヤフーは2026年7月30日、AIエージェント「Agent i」の「お買い物」エージェントに、写真から商品を検索できる「ショッピングレンズ」を追加したと発表した。利用者が目の前にある商品を撮影するか、スマートフォンに保存した画像を送信すると、AIが画像を解析し、同一商品や外観の近い商品を候補として提示する。

一般的な商品検索では、利用者が商品名やメーカー名、型番などを把握し、検索欄へ入力する必要がある。ショッピングレンズは画像そのものを検索の起点とするため、名称を知らない商品や、形状やデザインを言葉で表しにくい商品でも検索へ進める。

対応環境は「Yahoo! JAPAN」アプリ、「LINE」アプリ、スマートフォンブラウザー版「Yahoo! JAPAN」で、PC版ブラウザーにも順次対応する予定だ。


商品の特定から販売先の比較までを連続化

利用する際は、「Agent i」のトップ画面で「お買い物」を選び、「画像から探す」または自由入力欄横の「+」から写真を送信する。検索結果は同一商品ごとにまとめたカタログ形式で表示され、商品を選択すると、取扱ストアや販売価格などの詳細を確認できる。

Impress Watchによると、検索結果にはYahoo!ショッピングに加えて楽天市場などの商品も表示される。利用者は複数のECサイトを個別に検索する手間を抑えながら、販売先ごとの価格や取扱状況を比較できる。表示された候補が希望に合わない場合は、Agent iとの対話を通じて色や種類などの条件を追加し、検索対象を絞り込むことも可能だ。

対応カテゴリは家電、家具・インテリア、ファッション衣類、雑貨などで、対象範囲は今後順次拡大される。画像認識、商品候補の提示、条件の絞り込み、販売先の確認を一つの流れにまとめたことで、商品を見つけてから購入先を選ぶまでの操作が分断されにくい設計となっている。


使い方

AIエージェントを商品探索の入口へ

写真から商品を探す仕組みはGoogle Lensをはじめ、複数のサービスですでに提供されている。そのため、ショッピングレンズの価値は画像認識そのものより、商品を特定した後の価格比較や購入先の確認までをAgent i内でつないだ点にある。

従来は、写真に写った商品の名称を調べた後、ECサイトで改めて検索し、複数の販売先を比較する流れが一般的だった。ショッピングレンズは、利用者が商品名を把握する前の段階から検索行動を取り込み、そのまま販売先の選択へ進める構成だ。楽天市場など外部ストアの商品も対象に含まれることから、Agent iをYahoo!ショッピング内の補助機能に限定せず、複数ECへ接続する商品探索の窓口として育てる方向性がうかがえる。

LINEやYahoo! JAPANは、買い物を目的としてアプリを開いていない利用者とも日常的な接点を持つ。外出先やSNS、保存画像などで商品を見つけた時点から検索へ誘導できれば、ECサイトを訪れる前の発見段階を取り込めるため、LINEヤフーにとってはAIエージェントの利用頻度を高める機能にもなり得る。


買い物の段階に応じてAI機能を展開

LINEヤフーは6月23日、Yahoo!ショッピングアプリで「AIお買い物メモ」の提供も順次開始した。同機能は、欲しい商品や買い物の目的をテキスト、音声、写真などで記録すると、AIが入力内容を整理し、Yahoo!ショッピング内の関連商品を提案する仕組みだ。

AIお買い物メモは、購入予定や欲しい物を事前に整理する場面を支援する。ショッピングレンズは、すでに目にした商品を画像から特定し、販売先や価格を確認する場面に重点を置く。写真を利用できる点は共通しているが、前者は買い物前の情報整理、後者は商品発見後の検索と比較を担う構成で、LINEヤフーは購買行動の段階に応じてAI機能を配置している。

同社は7月、「天気コーデ」「ズバトクナビ」「美容・健康」の各エージェントもAgent iに追加し、β版を含む領域エージェントを累計25領域へ拡大した。買い物、天気、おでかけ、レシピなど日常生活に近い分野を広げるなか、ショッピングレンズはAIによる回答機能を増やす動きから一歩進み、利用者の行動を検索や購入へ接続する役割を担う。

一方、外観が似ている商品や型番違いの製品では、AIが提示した候補と写真の商品が一致しない可能性がある。LINEヤフーも生成AIによる出力の信頼性、正確性、完全性、有効性を保証していないため、購入前には商品ページに記載された型番、仕様、サイズ、価格、送料、販売元などを確認する必要がある。検索の利便性に加え、候補の精度や販売情報の確認しやすさを高められるかが、継続利用を左右する要素となりそうだ。


公式発表:LINEヤフー

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